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花尊し

花尊し

お便り紹介

私たちの知らない障害
私たちの知らない障害というのがまだまだあるのだなあと思います。 はっきり言って今までは自閉症のことしか頭になかったのですが、 これからは、障害を持つ人、その家族に共通の問題を考えなくては 自閉症児や私たちの問題も良くなっていかないように思えてきました。 (図子様より)

ホームページを開設する意味
親の考えもいろいろですが、とにかく子供のために何かしようというのは 皆さん同じだと思います。 このホームページもその延長であまりインターネットに興味が、 特にホームページを開設する意味を理解していなかったのですが、 コンピューターに詳しい友人と話しをするうちに 同じような子供をもつ親、先生、まったく違う環境にいる人、 さまざまな人の考えを聞いたり、意見交換をしたりできる 可能性があるのではないかと思い開設しました。(図子様より)

ホームページの目的っていったい何
>HPの目的っていったい何なんだろうって、改めて考えてみました。
>広く一般の人に自閉症について知ってもらう
>自閉症の子供を持った親同士の交流
>自分自身の心の満足
>幼い自閉症児の親の今後の参考?として

 この4つは、どれも正解ではないでしょうか。 障害関係のHPは 自分が望んでいなくても多数の親御さんの役に立つ物です。 交流に関しても同じですね。自分から窓を開けることで様々な方からの 反応があるはずです。
これもまた良しですね (^^)
自己満足も大切なことです。発信している喜びが無くては次々と更新して いくパワーは出てきませんから (^^)v
そして最後の部分が一番大きいと思います。 (^^)(北澤様より)

ホームページの目的ですが、 私は他の自閉症児の親との心の交流が第一で、 次に目的ではなかったのですが広く世間に知ってもらうことで 自分の心の内を吐き出すことで本当に 親の気持が楽になったのは収穫でした。 それから今感じていることは幼い自閉症児を持ち 私たちが悩み苦しんできた道をこれから歩もうとしている人たちの 何かの参考、道標にでもなればと思っています。(図子様より)

ウンチ記念日
真理子は施設生活をしていて、 未だに排泄の自立が出来ずパンツの中に ウンチを垂れ流し、手でつかんで髪の毛に擦り付けるのです。 シャワーに連れて行った職員の眼鏡を糞まみれの手で掴み取るのです。 そんなことが重なれば普段おとなしい職員だって頭に来て 親が見ている前で張り手を食らわせるのです。(塩入)

私とゆーちゃんにとって とても大切だったウンチ記念日のことを思いだしました。 ゆーちゃんとは3年間一緒にいることができました。 そのころゆーちゃんは壁にウンチを塗ることや、 髪の毛にウンチをつけるのが気にいっていたようでした。 ウンチは汚くて臭いという思いからどうしても抜け出せずにいた私は、 いったいどうしてゆーちゃんがこんなことを好きなのかなあと不思議でした。 だからゆーちゃんの気持ちがどうしてもわかりたかったです。 ゆーちゃんが好きなのはウンチをつかんだ感じなのかしら、 それともウンチのにおいなのかしら? もし感じなら、粘土で代わりができないのかしら? ゆーちゃんはマジックも好きでいつも匂いをかいで 鼻の頭にマジックをつけてしまうくらいだから、 ウンチと違うにおいで代わりにはならないのかしら? ゆーちゃんがウンチを壁にぬったり、髪につけたりする理由は 今もわからないままですが、 ウンチを塗ることも髪につけることも、ゆーちゃんが生きるという上で とても意味のあることなのだと思うようになりました。 自分を確かめるためであったり、気持ちをおちつけるためであったり、 きっととても大切なことなのだと思いました。 けっして自分の気持ちだけでこれはいけないことだ と決めつけることはやめようと思ったのでした。 ウンチのことは 「ウンチ記念日」 

★ http://www005.upp.so-net.ne.jp/kakko/watashi/unti.HTM

という名でホームページの私の気持ちのなかに載せることにしました。 顔をたたいたり、テレビやピアノを倒したり、 そういうこともみんなきっと理由があるのだと感じるのです。 私も嫌なことがあったら泣いたり、大きな声で叫んだり、 たとえばなにかをなげつけたりすると 知らない間に気持ちが少しおちついていることがある。 きっと人間には自分の気持ちをたてなおすことのできる 大きな力があるのだと思うのです。 顔をたたいたり、ものをたおすということも きっとその人間の素晴らしい力なのじゃないかと 私はきっとそうなのだと思います。(山元加津子様より)

遺伝子診断による人為的な選択の是非
基本的に産むか産まないかは産む人の自由だという考えを私は支持しています。 障害を持った子供は産むなという優生思想にも反対ですし、 逆にどんなに困難でも産むべしという強制にも反対です。 しかし、障害を持った子供を持つことが「辛い将来に敢えて立ち向かう」 というようなことではなくなるように、 世の中に働きかけていきたいということが私の希望なのですが・・ (村上様より)

自閉症の療育方法、訓練法は数々あれど・・
自閉症の療法は色々有り、 行動療法については、自分の行動とそれに対する賞罰との関係を 理解出来ない子にとってどれほどの意味が在るのだろうか、 という疑問が有ったのですが、調教的、ロボット的でも 結果として社会への適応が可能となるのであれば やむを得ないのか、とは思います。
ただ、社会へ適応するということが、真に本人の幸せに なるのだろうか?幸せの押し売りではないのだろうか? それでは全て受容するのが良いのか? それはただ諦めきって何もしないという事ではないのか? 疑問ばかりで解答の無い問題のような気もします。(塩入)


お嬢さんの関係先のDr.Tがこう言ってます。 「訓練、訓練で、がんばり主義の失敗」とね。 昨年帯広で開催された彼らの全国規模の学会での発表だそうです。
青年期の「がんばり主義」 「あれもよかろう、これもよかろう」の我が子への「愛の鞭」かねぇ。 つまり訓練と作業、「労働」の押し付けが、 まわりは「がんばれ、がんばれ」とね。 それが本人の「社会適応」だとね。
本人も「がんばれば誉められる」から、「がんばりすぎる」
結果としてストレスはピークに達して、退行現象が現われる。 それは予想もしていなかった「暴力と引きこもり」 これが全国的に問題になっているということです。 今ごろ何を言うかです。
私たちは「嫌なこと」「大嫌いなこと」をし続けて成長しましたか。 第一に「学校の勉強」のいかほどが、人生の役に立っていますか。 教室の外でのやり取りで、「ベンキョウ」したことが、どれだけ大きいか。
単に「受容」を言っているのではありません。
生まれてきた、そのことだけで、「人間とは何か」を考えさせてくれている この子たちに、「社会はこれ以上、何を望むと言うのか」と言うことです。
「訓練」で一生この子を縛るのですか。 「リハビリ」ふざけるんじゃないよ。 この子に必要なのは「ハビリテイション」 「リハビリ」なんて「赤ちゃんに戻るしかない」 それこそ退行現象じゃないか。(岩渕様より)


横浜の通所施設の施設長は、「訓練会症候群」と呼んで いらっしゃいました。子供を見るとその母親がやってきた訓練法 がわかるらしいです。
知的な面の訓練によって育てるものは、「自己の有能感」 であるべきで、訓練至上主義は思春期の「無力感」「自己崩壊」 につながるという気がします。
知的障害者の中のエリートになっても無意味ですから、 立派な大人にしたいです。
ただ人に迷惑をかけることによって嫌われたり、それによって 家庭を崩壊させるような問題行動(自傷、他傷etc、)は 「駄目!」ということを覚えてもらうための「生活訓練」は、 必要だとは思います。
訓練は必要か?不必要?という2択問題ではないはずですから。

TEACCHをTherapy(訓練法)として捕らえる過ちを犯すと TEACCHでさえも上記の問題を助長します。
TEACCHのTはTreatmentのT! 訓練とその成果ばかりを見ると ホームページの 「お父様、お母様、ご家族の方へ」へ書いた ような落とし穴に落ちる危険がありますね。
本人の混乱原因を見つけ取り除いてあげると、驚くほど落ち着いて 楽しんで課題をやるのに、原因を見つけようとしないで、高圧的に 従わせると、意欲自体が失われていきます。

プラスの強化因子として、お菓子を与えるというのは 私はやっていません。むちゃくちゃ誉めるというのをやってます。 横浜の療育センターとかでもそのやり方です。
それにTEACCHは行動療法一辺倒ではないですよ。 正しい行動ができるように、というか本人がわかりやすいように、 環境の「構造化」、スケジュールの「構造化」 (先の見通しができる環境にすること) のほうに重きをおいています。 それが前提というか..... (ガイドとしての見本をしめしたり、いろいろですね。)
それに、訓練の目的は正しく行わせることでは有りません。 正しい行動を認知させることです。(Yoshinob様より)


訓練の強制による反動の問題は、以前他の方から 相談を受けたことがあります。
それは、障害児に限ったことではなく詰め込み主義の 今の教育問題と同次元の問題だと思います。
以前相談者の方にもお便りしたのですが 周りのものの愛情とそれから生まれる気持の余裕が 絶対的に不可欠なのものではないでしょうか!
子供にあった方法、カリキュラムにとらわれない 柔軟な接し方が必要です。
型にはまったやり方は、危険ですし 肝心なところの愛情不足から問題が起こると思うのです。
指導方法は、その子に合った方法を親が判断すべきで 一つの方法が良い、悪いと単純に発言するのは 無責任な話しで怖いことです。

愛情の問題は、誤解されると困るのですが 愛情.....100%の結果と言っているのではありません。 子供の為にと思う心、どうすればいいかと悩みながら 継続する努力のことを言っているのです。
いちばんいけないのが諦め、次に指導方法などの 全面的な受け入れすなわちマニュアル道理にすべてやってしまったり 研究者の意見の丸抱え的な受け入れだと思うのです。
けっして愛情不足だから結果がでないなどと 思わないでください。(図子様より)

「あいつ、自閉症だよ」というセリフ
>  以前テレビで、
> あるアメリカの自閉症の子供の学校を特集した番組をみたことがあります。
> その番組で初めて自閉症の子供たちの姿を見ました。
> ヘッドギアをつけて机に頭をボカボカうちつける子供や、
> ひたすら同じ場所をグルグル周り出す子供。
> これが自閉症というものか...とかなりショックを受けました。
> 僕らの小学校の時(現在30歳)は、人つきあいの悪い奴、
> というと「あいつ、自閉症だよ」というセリフが堂々まかり通る時代でした。
> あるいは今でも変わらないのかもしれません。

今でも同じですねえ。まっ、二通りの意味があっても良いか、 と私は思っていますが、絶対、世間の誤りを正したい、と言う人もいますよ。 (塩入)


世間では「自閉症」というと、「暗~い」というイメージがあるみたいですが、 「自閉症」がそもそもは「認知障害」であるということを思えば、 必ずしも「自閉症」イコール「暗い」は結びつかないのではないかと思います。 それから、会社の後輩がこの前 「私の友人も自閉症で、他人と打ち解けられずに、自分の殻に閉じこもっちゃうんです」 とか言うので話を聞いてみると、それは「自閉症」という障害ではなく、 ただ単に性格的なものでしょうといった感じでした。 どうも、世間の人は「自閉症」を誤解しているような気がします。 (HK様より)


Q 自閉症とはなぜ自閉症という漢字が使われるようになったのでしょうか?
A 自閉症というものがまだよく解かっていなかった時代に医学用語として翻訳されたのです。

Q 漢字からして自閉症とは誤解を招いてるような気がするんですが…
A そのとおりなのですが、良い言い換え語がなかなか見つからないのです。

Q 誤解を解くには、やはり自閉症という言葉を変えなければならないのでしょうか?
A 言葉を変えても状況は変わらないでしょう。 少数者の小声は多数者の耳には届かないようなものです。
(w-c-moon様との往復メール)

障害のある子の兄弟たち
私は大学4年間、自閉症の方々と月1回のレクリエーションを通して 交流していくというサークルに所属していました(今も)。 療育目的ではなく、遊びの中から自閉の子、兄弟たち、 そして学生が何かを得られれば・・・という感じで活動しています。
4年間、自閉の子どもの表情だけでなく、兄弟たちの表情も見てきました。 兄弟たちの中には、親の愛情を十分に感じる事が出来ず、 自閉の兄弟に辛くあったってしまう子、 なかなか親やその他の人に心を開こうとしない子、 小さいのにお母さんが自閉のお兄ちゃんにつきっきりなのを寂しそうに見ながら、 お母さんに甘えるのを我慢して、学生に甘えてくる子もいます。 (K大の女子学生YKさんより)


うちの真理子も真理子の兄も小さかったころ、親の取り合いもあったかも知れませんが、 たまたまお菓子の取り合いをやっていた時、 「真理子は障害で何も分からないのだから・・」と、真理子の兄に譲らせたことがありました。 それ以来、妹思いの良い兄になったと思っておりましたが、 他人を思いやることが、自分の抑制に繋がってしまったのか、大きくなってから、 自己主張の無い頼りなさが、目に付くように成りました。 子供同士、自然に任せておけば良かったのか、とちょっとばかり 反省しております・・

真理子の兄が小学生の頃、 「おまえんとこ障害者いるべ」などと言われていたようです。 言った方はそれほど悪意があった訳でもないのでしょうが、 言われた方はそれなりにうけ取ってしまい、 つらい想いをしても家族に話しもせず 独り耐えていたのでしょう。 親としては何もしてやることが出来ませんでしたが、 障害の有る兄弟を懸命に育てている親を見ながら 自分なりに理解し納得していったのでしょう。 (塩入)


障害者やその家族への差別と言うのは、 親はともかく兄弟姉妹にとっては、厳しいものだと思います。 現にYの姉、N美も小学校の頃は、かなりつらい想いをしたようです。 家族に一度だけ話したことがありました。 小学校の4.5年の頃私と、おばあちゃんに 「今日なあ、男の子がおまえの弟、おかしいんと違うか! って言うんでよ」それを聞いておばあちゃんが 「まあ、つらい!」と悲しい顔をしたのです。すると すぐに「ああ、うそうそ!」といってそれっきり そう言う話しは、しませんでしたがその頃から 娘の顔つきが変わったように思います。 その時、私は何も言ってやれず それを今でも私の心の中で少し引きずっているように思います。 この問題は、難しいです! しかし、彼女なりに成長してきたことは間違いないし 今、O市で独り暮らしのなか、確かなものをつかんでくれればと願っています。 ひとつ言えること、それは 自閉症であってもYは、 N美にとって、たった一人のかわいい弟なのです....(SD様より)


障害児の親のストレスが高いのはみんな知っていること。 兄弟のストレスが高いのも研究されていますし、 自閉症児者の親がその他の障害児の親に比べてストレスが高い ということも最近の調査結果としてでています。 (子殺しや心中というのも多いらしいですね。 ちゃんと調査するとまずいというか、いろいろとよくないんでしょうね。) ということは、 自閉症児者の兄弟も他の障害児者の兄弟より相対的にストレスが高い ということが言えます。 最近は障害児者への援助は、 家族という単位で援助する必要がある という方向になってきたわけですが、 このへんの研究調査によって、 そういった方向に変わってきたと聞いています。 以前、ある療育施設での療育を見学したとき一緒になった御家族で 暴れている兄を必死で抱きかかえている母親に (2,3才の)弟が 「ママ!ボク見て!ボク見て!」 と 叫んでいたのを思い出してしまいました。 自閉症児の兄弟には、自閉症児同様、いやそれ以上の手をかける必要があるという話を、 講演で聞きました。(読み人しらず様より)


・・。それから、うちのダンナが「おれ、○○さんのあの言葉がどうしても こびりついて、忘れられないんだ…もし思っていても、 あんなこと他人の前で言うべきでない」と言ってたことなのですが… 同じ地区のR子の2つ上に、Tくんといって「脳性マヒ」で養護学校に通っている子がいます。 その子の父親が、保育園の夏祭りの時に飲んでいてポツリと 「オレ、TよりW(Tくんの弟)の方がかわいいんや」と言ったそうです。 それが、とてもうちのダンナの気にさわったみたいです。 「オレは本当にR子もKも同じくらいかわいい」とダンナは言います。 (私から見ると、どちらかというとダンナはR子の方を かわいがっているように見えます) 上の話から、私はダンナと違った見方をします。 ダンナはたぶん、上の話のおとうさんが、障害のある子供より、 健常児の子供の方がかわいいととったのでしょうが、ひょっとしたら、 この家庭でも、御多分にもれず、お母さんがTくんにつきっきりで、 Wくんが寂しそうなのを見ている父親だからこそ、 そういう言葉が出たのかな?という気もします。 うちは、どちらかといえば、Kが私にべっちょり ~R子がKの見てる前でかわいがられていようものなら、撃退にかかります。 だから、ダンナがR子をかわいがるという図ですね。 TOTALで見て、家族内で兄弟に愛情配分のバランスがとれていれば 問題ないんじゃないでしょうか? でも、兄弟の問題って、別に障害児を持つ家庭だけでなく、 一般の家庭にもゴロゴロ転がっているもんだと思うのですけどね。 (親の期待と愛情を一身に集める兄と、グレて不良になる弟なんて TVドラマでもよくあるパターンですよね。) 私が今気になっているのは、Kがもう少し何でも物事が理解出来始め、 自分のお姉ちゃんが、他の子供と違うところがあるのに気がつきはじめた時、 説明に困るなぁ~どうやって説明したらいいのかな??? といったことです。 (HK様より)


知的障害を持つ小学5年生を、首を絞めて殺害! 私立大法学部3年生の『兄』が 弟と自分の将来を悲観しての犯行(札幌)。 公園に遺体を置いたまま、交番に自首・・
父親は単身赴任中。 母親が病気がち・・
近所の主婦は 「お兄ちゃんは弟の面倒をよく見ていた・・」 と、言葉を詰まらせる・・
怒り爆発、どしゃぶりの涙の事件でした。 (塩入)


養護学校小学部3年になる男の子の母親です。 今はお薬の効果あってか割合落ち着いていますが、 以前はパニックや自傷・他害と手におえなく、 私もおかしくなっていました。 我が家には下に5歳と3歳の弟達がいるので そんな母親と兄ちゃんの姿を毎日見て育つ 兄弟のことがとても気がかりです。 先日、兄を1週間施設に預け弟達との時間をわざとつくりました。 やはり、5歳の二男は普段我慢していることが多く、 ここぞとばかり甘えてきましたが 意外だったのは普段マイペースな三男も一緒になって甘えてきます。 預けている兄のことが心配で途中で迎えに行こうか とも思いましたが、弟達のためには良かったのかなとも思います。 (JH様より)


その道の人
H・P読みました。 我が家にも5年生の自閉症の息子がいます。 自傷(頬を叩く)、他害(小さい子供を押し倒したり髪を引っ張る)、 食器や花瓶を割る、水かぶり等々問題行動があります。 今までは、外出時にはしっかり手をつなぎ おやつを買いに行く程度は出来ていたのですが、 これからのことを考えると不安になってしまいます。 2年生の時だったでしょうか、 家族4人で買い物している時に、 小さい子に足蹴り(手をつないでいたので) してころばせてしまい、 怒った身内の人が売り物の飲み物の瓶を床に投げつけて脅し、 その後、主人に殴りかかってきて、 本当に死ぬ思いをしたことがあります。 私は子供たちを車に非難させ、携帯から警察へ通報したのですが、 住所、名前・・・・・と聞いてくるばかりの相手の警察官。 あ~もう殺されたかも・・・!と思ったその時、 恐怖で真っ青の主人が壊れためがね片手に戻ってきました。 受話器の向こうの警察官に「主人は大怪我、犯人は逃げました!」って 言ってやりました。 最後は相手に土下座したのです。 その道の人だったようです。 くやしいのは、その店のひと、 黒山の人だかりだった誰一人も止めてくれたり、 通報してくれた人がいなかったことです。 車の中でポツリと主人。 「何でこんな子がうまれちゃったのかなぁ・・・」 「・・・。」 あれから3年、やっと買い物に連れていくようになりました。 腕を組んで・・・。 (KS様より)

他のお客さんのかごに入っているパンを狙って、つぶしてしまう
 はじめまして。私は知的障害のある方が通っている作業所でスタッフをしている者です。 今困っていることがありまして、メールさせてもらいました。  作業所には自閉症の方で知的にも重度と言われる方がおり、 その方とのコミュニケーションをとることはとても難しいです。 こちらの言っていることや指示などはある程度理解できているようですが、 その方が自分の意思を伝えるのは難しいという状態です。 その方は問題行動といわれることが多くあります。  一番困っていることは、買い物にでかけたときです。 まず、買い物に出かけたとき、他のお客さんのかごに入っているパンを狙って、つぶしてしまうのです。 陳列している商品ではなく、お客さんのかごの中をねらうのです。 またそれ以外にも、お菓子の並んでいるところで、箱を破って中を出そうとしてしまいました。 それは食べたいという意思の表出なのでしょうか。 他のお客さんにとても迷惑をかけてしまうし、本人にとってもこのままではいいわけはないのですが、 このような行動をなくすためにはどうしたらいいのかわかりません。 その方は一緒にいる人によってこのような行動をするときとしないときがあります。 私なんかはなめられている存在なのかもしれません。 毎回といっていいほどやられてしまいます。 気をつけていてもほんのちょっとのすきを見て手を出してしまうのです。 このような場合、どのように対応していくのがいいのでしょうか? 教えていただきたいです。 (izu様より)


買い物に出かけたとき、 他のお客さんのかごに入っているパンを狙って、 つぶしてしまう、 とのことですが、 そんな事をする理由ですが、 本当のところは やってる本人しか分かりません。 本人も分かっていないのかも知れませんが、 考えられる理由としては、

(1)パンをつぶしてしまう時のムニュっという手の感触を楽しんでいる。
(2)回りの人たちが驚き大騒ぎするのを楽しんでいる。
(3)パンをつぶしたら(原因)大人たちが大騒ぎする(結果)のを確認している。
(4)(原因)と(結果)がいつもの通りであることで安心する。
(5)大騒ぎすることで自分に関心を持ってもらいたい。
(6)大騒ぎすることでスタッフを困らせたい。
(7)欲求不満の解消。

本当の理由が判明すれば対策も可能ですが、 それまでは食べ物の買い物に行く時は 専任の監視人を同伴するとか、しかないでしょう。 (塩入)


ありがとうございました。 どの理由も考えられることだと思いました。本人の思いや意思が 伝わりにくい分、とても難しいことだと感じました。 挙げていただいた理由を考えながら振り返ってみると、 ぱんやお菓子をつぶしたり、箱をやぶったりした 後はたいてい、パニック状態というか、調子が悪くなるのですが、 周りの人の反応を楽しんでいるのだとしたら、そのような状態に ならないのかなぁと思ったのですが、どうなのでしょうか? そして、やってしまった場合のこちらの対応としてはどのように するのがよいのでしょうか?してはいけないことをしっかり身につけて ほしいと思うのですが、どのように対応していったらよいのかわからず、 作業所でも課題となっています。 それにも関係してくるのですが、他のスタッフに比べ、私は今年スタッフに なったばかりということもあり、メンバーとの関係づくりや経験も浅いです。 前回のメールでも書きましたが、私はなめられているみたいで、 身体も小さいし、力もその方には勝てず、何かあったとき(例えば破っては いけないものを破ろうとしたりするとき)には一人では 抑えきれない状態です。だから私だったら力で勝てると思っているの だろうと思うのですが、私が止めても力づくで取ろうしてしまいます。 他のスタッフがいるときはできないとわかっているのか、狙ったりはしない のですが、私だけがその場にいるときは今がチャンスとばかりに狙ってきます。 私自身がその方にどのように対応していったらよいのかわからなくて、戸惑って います。作業所では特に一貫性のある対応をとっていないということも、問題 なのかもしれませんが・・・。 この人だったら、できる、と思われないようになるにはどのように接していくのが よいのでしょうか? (izu様より)


パンやお菓子をつぶしたりした後、調子が悪くなるというのは、 周りの人の反応を楽しんだのだとしても、それは悪い事だ、と、 分かっていて、それで、自己嫌悪に陥り、 そのような状態になるのかも知れません。 そして、やってしまった場合の対応としては、 どのようにするのが良いのかですが、 駄目な事は駄目! と、はっきり分からせなければなりません。 体罰は論外にしても、 駄目な理由をきちんと説明して、分からせなければなりません。 悪い事、と、分かってはいるけど、でも、やりたい、 そういう葛藤、 悪い事だけど面白かった、でも、迷惑をかけたみたいだ、 そういう葛藤、 彼も悩んでいるのかも知れません。 駄目、と分かっていても、 どうして駄目なのかが、理解できないのでしょう。 力では勝てず、なめられているのなら、 力で抑えようとしても無理ですから、 彼がやりたい事をやらせましょう。 彼には彼なりにやりたい理由があるからです。 理由を確認して、理解してやって、 その上で、 でも、駄目な事なんだよ、と、 きちんと説明して、分からせなければなりません。 特に、自閉症では、一貫性のある対応をとっていないと、 本人が混乱するということも有りますが、 現実には、一貫性のある対応など難しいでしょう。 この人だったら、できる、と思われないようになる、 ではなく、 この人だったら、分かってくれる、 と、思われるようになることを目指しましょう。 (塩入)


我が家には同じことをする子が二兄弟
我が家にも自閉症児がふたりいて、先日、四人目の女の子が産まれました。 この子にも体に緊張がありミルクがのみにくく体重減、保健婦さんにかたたたきされました。 上は同じようなことをしてます。 父親が殺しかけたりも…。 母の私は、パニック障害、うつ病。 どうなってしまうのか、しんどいです。 誰かわかってもらえる人がいれば楽になるんだけど… (masiyurima 様より)

最近の学説では, 確かに,遺伝性の高いことが 言われています. でも, 当事者にとって, そんな事はドウでもいい事. うちも, きつかったけれど, それは, うちの奥様の事. 私は,のほほん亭主でした. 反省! 反省だけなら猿でも出来る. サルで結構. 進化して人になるまで待ちましょう??
(塩入)


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